～Skull Snake～

毎回即完売の人気企画、フロッキープリントスウェットを今回も展開いたしました。

ボディはいつも通り、ライディングハイさんに製作を依頼し、弊社独自のフリーダムスリーブを採用したスウェットを製作しました。

今回はプリントの見栄えが良いブラックボディで展開しています。プリントには、YouTubeでもご協力いただいた80代の熟練職人による電着フロッキーを採用しました。通常のプリントよりも工程が多く、こだわり抜いた仕上がりになっており、この技術を継承できる職人もほとんどいないため、非常に貴重なものです。

今回のデザインは、ベトナム戦争時代に作られたフライトジャケットの収納ケースに施された髑髏と蛇の刺繍をフロッキーで再現しました。2025年の干支が蛇であることもあり、この図案で展開しています。

ボディの製造には、アズマ編み機という古い編み機を使用しています。丸胴（脇ハギ無し）での編み立てにより、伸縮性が高く、柔らかく、従来のものとは異なるふっくらとした素材感が生まれています。

アズマ編み機は、ヴィンテージ感のある風合いと軽さが特徴の裏毛を作るために用いられる希少な編み機です。1970年代ごろに吊り編み機から革新的な編み機へと移行する過程で登場し、ゆっくりと編むため、現存数が少なくなっています。その結果、凹凸感のある表面とふっくらとした風合いを楽しむことができます。

起毛に関しても、丸起毛の場合、平面に合わせて4面の起毛を均等に施すため、通常の起毛よりも4倍の手間がかかります。染色前に起毛をかけることで、素材の特有の風合いを引き立たせています。

縫製はほぼ二本針で行われており、袖口は丸編みリブを採用。袖口リブは脇下の二本針縫製から一度でリブを付けており、ヴィンテージの縫製方法を忠実に再現しています。

このスウェットは、当時の特有の風合いとディテールを楽しむことができる一枚となっています。
(JELADO公式より)