～ESCAPE～

ブラザーブリッジの定番ブーツ「ESCAPE/エスケープ」。

デザインソースとなっているのは、1943年に米陸軍に採用されたこのM-43(TYPE3)。
スティーブ・マックイーン主演の映画『大脱走』の作中でもマックイーンが
履いているブーツとしても馴染み深い靴です。

デザインは基本を忠実に、各ディテールは日本人の足に合うようにラインを修正しています。

“ミリタリーブーツ”らしさを残しつつ上品な大人顔に仕上げる技術は流石ブラザーブリッジ。
武骨さと洗練さを併せ持つ唯一無二の素晴らしいブーツです。

カジュアルなボトムスから少しドレッシーなボトムスまで幅広く
対応できる万能ブーツとしてもお使いいただけます。

22年秋冬からレザーの変更や、ソールの変更などのリプロダクションを行い、
より一層ブラザーブリッジファンを楽しませる一足に仕上がっています。

また替え紐にはベージュが付属しておりますので、シーンや気分に応じて使い分けて下さい。

国産ブランドのブーツを探されていた方、素晴らしいフィット感と履き心地です。
是非お試しください。



【 Dutch tarwe calf / ダッチタロウェカーフ】

日本の伝統的な革産地、姫路にて鞣したオリジナルカーフレザー。
原皮はオランダ産の良質な子牛を用いて古来から伝わるタンニン鞣にて製作しました。
原皮のこだわりはもちろんですが、何よりも鞣(革作り)の方法と染色に注力しました。
普通はクローム鞣しの顔料仕上げは均一された仕上げであり。
革の表面も安定しますが、経年変化という点では少し劣ります。
その分タンニン鞣しは成分が反応し時間の経過とともに艶が増し皺が残る特性があります。

タンニン鞣しはその特性上、少し硬くなりやすいですが、ここはタンナー(革工場)の
長年の経験と、水により柔軟なタンニン鞣しの革ができました。
女性の靴の革で使用されるのはとても珍しいワイルドな革です。

また使用による経年変化が出やすくなるように、表面の仕上げは染料だけで仕上げてますので、
クリームの浸透が良く、お手入れで黒みが増し、美しい表情に仕上がっていきます。

手間が掛かる鞣し方法ではありますが、革が持つ変化を楽しんでほしいという思いでカーフ製作に至りました。