～DALERU～

ブラザーブリッジの定番モデル「DALERU / ダレル」。

1940年代のアメリカ軍のサービスシューズの木型をベースに、当時の
デザインには無いパンチングキャップトゥのデザインを加えています。

キャップトゥを施すことによって上品な風格が一層際立ち、それと共に
イギリス軍寄りのドレスシューズを連想させるような美しさがあります。

アメリカが生みだした矯正靴のディテールを履き口部に落とし込み、
内側と外側の履き口の高さを変えている所も注目すべきポイントの一つ。

また、履き口のWステッチの間隔を通常よりも広く設計することで、
ホールド感と足当たりの柔らかさを両立させています。

普段のスタイリングをカジュアルアップさせてくれる頼もしいドレスシューズ。
ジーンズ･チノパン･ミリタリーパンツ、、、お気に入りのボトムスと合わせて街へ繰り出しましょう。



【 Dutch tarwe calf / ダッチタロウェカーフ】

日本の伝統的な革産地、姫路にて鞣したオリジナルカーフレザー。
原皮はオランダ産の良質な子牛を用いて古来から伝わるタンニン鞣にて製作しました。
原皮のこだわりはもちろんですが、何よりも鞣(革作り)の方法と染色に注力しました。
普通はクローム鞣しの顔料仕上げは均一された仕上げであり。
革の表面も安定しますが、経年変化という点では少し劣ります。
その分タンニン鞣しは成分が反応し時間の経過とともに艶が増し皺が残る特性があります。

タンニン鞣しはその特性上、少し硬くなりやすいですが、ここはタンナー(革工場)の
長年の経験と、水により柔軟なタンニン鞣しの革ができました。
女性の靴の革で使用されるのはとても珍しいワイルドな革です。

また使用による経年変化が出やすくなるように、表面の仕上げは染料だけで仕上げてますので、
クリームの浸透が良く、お手入れで黒みが増し、美しい表情に仕上がっていきます。

手間が掛かる鞣し方法ではありますが、革が持つ変化を楽しんでほしいという思いでカーフ製作に至りました。